京都市北区にある動物病院「かもがわ動物クリニック」

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上記のように、アメリカの研究では犬や猫の死因のトップに"がん"があげられており、犬の場合は約2頭に1頭が、猫の場合でも約3頭に1頭が、"がん"で死亡するといわれています。これは、がんという病気の恐ろしさを物語っているのと同時に、現代の動物たちが長生きできているという事を示しています。つまり、がんはヒトと同じように犬や猫の場合も、中・高齢で発生する確率が高くなる病気なので、大切にされている動物たちはがんになる割合が多くなるのです。

がん細胞とは自分自身の増殖をコントロールできなくなり、かつ転移を引き起こす可能性を秘めた細胞のことです。良性と悪性という言葉をよく耳にしますが、良性腫瘍とは転移をしないもの、転移をする腫瘍が悪性で、一般的にがんとよばれます。

まず、"予防可能ながん"に対処するということです。予防可能ながんとは、精巣の腫瘍、卵巣腫瘍、乳腺腫瘍など去勢・避妊手術によって防ぐことのできるがんのことです。特に乳腺腫瘍は雌犬の全腫瘍中52%を占めると言われており、それを防げるということはとてもよいことです。 また、その他の予防できないがんに関しては、ヒトと同様に早期発見・早期治療であることは言うまでもありません。しかし、驚くことにヒトのがん細胞の倍加時間(いわゆる、分裂増殖にかかる時間)が30日であるのに対して、犬のがん細胞は2〜7日と短いのです。つまり、人よりも進行が早いため、病院での定期的な検診や自宅での危険サインを見逃さないことが必要です。特に、6・7歳以上の動物は、健康に過ごしていても年に1〜2回の健康診断をおこなうのがよいでしょう。

腫瘍がある場所に限局し、転移を起こしていなければ根治、つまり治すことが可能な効果的な治療法です。ただし、手術時に浸潤・転移している可能性がある場合はがん細胞を減らすという緩和的目的になります。 当院では、高齢動物の麻酔リスク軽減のため、超音波手術システムSONOSERGを使用しております。

抗がん剤を用いてがん細胞を破壊する治療法です。リンパ腫のような血液のがんには最も効果的な治療法になります。その他、外科手術後の顕微鏡レベルのがん細胞を攻撃するための補助的な治療としても使用します。

放射線に感受性のある腫瘍で、外科手術が困難な場合に照射をおこないます。 当院には放射線照射装置はありませんので、大学病院等の施設に紹介させていただきます。

患者自身の血液中の免疫細胞を体外で培養・増殖させ、点滴や注射で体内に戻す治療法です。通常、麻酔の必要も副作用もないので、他のがん治療をするには身体的負担が大きい場合や、他の治療法の補助的な治療としておこないます。
詳しくは「免疫細胞療法」をご覧ください。

がんは体の設計図の遺伝子に異常がおきてどんどん増え続けるようになった細胞です。どれほど健康な状態でも、がん細胞は毎日体のなかで発生しているのです。しかしこの小さながんのほとんどは、大きながんのかたまりへと成長することなく死んでいきます。これは、身体の中で「免疫」を担当する細胞※が、悪い細胞を小さながんのうちに排除くれているおかげです。 しかし、高齢になるにつれて免疫細胞の力が少しずつ衰え始めます。そして、免疫細胞よりもがん細胞の力が勝ったときに、がんは一気に勢力を拡大していくのです。 (※簡単に説明すると、まず樹上細胞という免疫細胞ががん細胞を見つけ、活性化リンパ球という免疫細胞などが、がん細胞を破壊しています。)

がん治療は外科療法、化学療法、放射線療法の三大療法がこれまで主流を占めてきましたが、近年第四の療法として注目を集めているのが「免疫細胞療法」です。

当院では免疫細胞療法によるがん治療を受けられます。
その他の免疫療法が受けられる動物病院は下記アドレスをご参照ください。
http://vrma.jp/owner1.html

動物自身の血液細胞を使用するので副作用が少なく、QOL(Quality Of Life:生活の質)を改善するための治療法です。通常、麻酔や入院の必要もなく、強化した免疫細胞を注射・点滴します。2週間に1回を6クール行うのが理想的ですが、動物の状態やその他の状況を考慮し話し合いの上で決定します。

手術後の再発予防のみならず、化学療法、放射線療法など他の治療法との併用による相乗効果が期待できます。

がんが進行すると痛みや貧血など、大変つらい自覚症状が現れますが、免疫療法にはこうした苦痛をやわらげる作用があります。自覚症状が改善されることで、たとえ体内にがんが残っていたとしても、通常の生活を送ることができるようになります。食欲がなく体重の減少が見られるような症例でも、リンパ球投与後に食欲が戻り体重が増加するような効果が期待できます。

自らの免疫細胞を増殖して投与するため、拒絶反応など、副作用の心配がほとんどありません。どのような段階のがんであっても、また、体の衰弱が激しくても、長期にわたって安心して使うことができます。

免疫療法を行っている動物たちの中には末期がんと呼ばれる段階の子たちが多くいます。その半数以上は、体が弱りきっていたりがんの転移が広範囲に及んでいたりして、手術療法や放射線療法などの治療法を選択できません。抗がん剤などで、体を痛めつけるのではなく、なるべく癌を大きくしないことに主眼をおいた治療法になります。

がん細胞を攻撃するTリンパ球を体外で活性化し、 約1000倍に培養した後、体内に戻す非特異的細胞免疫療法です。免疫が強化され、QOLが上がり元気になったり、再発予防や転移予防の効果も期待できます。 がんを攻撃するリンパ球の割合を増加させて治療効果を高めます。

直接がんを攻撃する兵隊が活性化リンパ球なら、兵隊に「がんはこれだぞ、攻撃しろ」と指示を出す指揮官が樹状細胞になります。その樹上細胞を体外で増殖・活性化させて治療を行う方法です。

樹状細胞(がんを認識するための指揮官)と活性化リンパ球(がん細胞を攻撃する兵隊)をそれぞれ体外で増殖・活性化させて体内に戻し治療を行う療法で、両者の利点をあわせ持っています。特異的細胞免疫療法に 分類され腫瘍へのリンパ球の集積率が上がります。
詳しくは当院の獣医師にご相談ください。
また他院にて現在治療中で、免疫療法のみ当院で加療する場合は、主治医の先生と話し合いの上ご相談下さい。